第8回九州・沖縄不動産鑑定フォーラムが福岡市中央区のアクロス国際会議場で開催されました。

 第8回九州・沖縄不動産鑑定フォーラムが福岡市中央区のアクロス国際会議場で開催されました。

 10月7日に国土交通省土地・建設産業局長谷脇暁さんに基調講演をお願いし、九州での不動産DI調査でみる地価動向につきましてフォーラムが開催されました。

 不動産DI調査はたびたび述べているとおりですが、今回は①地価調査とDI調査で見る福岡県の地価動向②パネルディスカッション「DI調査の効用と制度」~DI調査を通してみえる九州沖縄の不動産マーケット~③谷脇暁さんの「土地政策の新たな方向性と不動産鑑定評価」 というタイトルの基調講演の三部構成で行われました。アクロス会場はほぼ満席で熱気に溢れていました。今回は谷脇さんが20年以上前に福岡県企画振興部土地対策課長をされていたこともあり、その当時の部下の方が10名弱お見えになっていました。そんな関係から懇親会の2次会には15名程度の県庁OBの方が集まったそうです。

 当時は建設省から若手の方が課長でこられていて、その中でも谷脇さんは鑑定士や部下の方の信任が厚く、日頃から飲み会やゴルフ等も一緒に参加していただき、退任して建設省に戻られるときは阿蘇で泊まりがけのゴルフにて送迎させていただきました人気の課長さんでした。私とは家が近かったせいで、中州からの帰り路は同じタクシーで何回か帰ったことがあり、年齢も近いせいもあって親しくさせていただきました。古き良き時代の象徴のような関係でしたね。講演の後、皆さんに、いつでもいいから寄っていただきいろいろな話を聞かせて下さいと会員に語りかけていらっしゃったのは谷脇さんらしい気さくさが出ていました。

 講演前はその当時住まれていた官舎(西新)に足を運び、官舎付近がどうなっているのか見に行かれたそうです。古い官舎はなくマンションが建っていたそうです。少し寂しそうでした。私も大学時代に住んでいた所を訪れると、駐車場、ビルになっていました。そのまま残っていたら感激したでしょがあれから35年、なくて当たり前でしょうか!

 話はずいぶん飛びましたが、大学同期や先輩後輩が社会で 大活躍しており、あと数年したら老後になるそんな年齢になりました。地価は急上昇中で私たちの活躍の場が広がっております。弾けたらもっと広がります。いくつになっても研鑽を積み、僅かでも社会貢献できたら思います。

(株式会社第一鑑定リサーチ 不動産鑑定士 吉田稔)